高校生との練習で高度な頭脳プレイを
福江中学校
バドミントン部
令和2年度に新設された福江中学校バドミントン部は、共に中高一貫教育を推進する福江高校のバドミントン部と一緒に活動している。部員28名中、中学生は1年生の4名で、全員スポーツ少年団のバドミントン経験者。陸上部と兼部しているため平日は陸上部として活動し、土曜と祝日は福江高校で高校生とバドミントンの練習をする。高校生のスピードや戦略を体感することができ、中学生にとっては良い刺激になるという。また、経験豊富な中学生とのプレイは、高校生にも影響を与えている。
「4人とも経験者なので基本ができていて、体の軸やフォームもしっかりしている。高校生との練習を通して、これまで感覚でできていたプレイが通用しなくなり、よりいっそう頭を使って判断することが必要になるのは、生徒たちも自覚している。試合形式で状況判断を積み重ねることが課題」と、顧問の松井先生。
キャプテンの鈴木碧馬君は「小学校までと違い、高校生とプレイすると、甘く打ったらすぐポイントを取られてしまう。緊張すると奥に打てないので、アップが大事」と話す。副キャプテンの森下芽衣さんは昨年行われた6年生大会の優勝者。「高校生の、角度がついたスマッシュは刺激になる。より高度な頭脳プレイを意識し、県大会で上位を目指したい」と語る。コロナでできなかった練習が再開し、改めてバドミントンの楽しさを実感しているようだ。中高共に活動する新生バドミントン部の活躍に、期待が高まっている。