豊橋市武道館にある相撲場で稽古を行う「豊橋相撲道場」は、約25年の歴史を誇る伝統ある道場だ

豊橋相撲道場
。現在は小学生から中学生までの12名が所属し、暑い日も寒い日も、素足で土俵に立ち稽古に励んでいる。これまでにこの道場で相撲の基礎を学び、高校・大学、さらには実業団や大相撲の世界で活躍する多くのOBを輩出してきた。まさに豊橋における相撲の登竜門といえる存在である。令和7年には、当道場に所属する鈴木紫乃さん(松葉小4年生)が全国大会で活躍し、その名を全国に知らしめた。指導にあたるのは監督の浦山昌志氏。稽古は毎週木曜日の夜と日曜日の午前中に行われ、準備運動だけでも30分を要するという。四股をはじめ、スクワットなど下半身を徹底的に鍛える基礎練習がみっちりと組まれている。
浦山監督は「四股の踏み方を見れば、その力士の相撲のレベルがわかる」と語り、基礎の重要性を何よりも重視している。「地味でつまらない練習に感じるかもしれないが、こうした基礎練習はしっかりやらせる。相撲を楽しんでほしいが、厳しさも必要だ。辛い練習を乗り越えた先に、試合で相撲を楽しんでほしいし、悔しい思いをしたときに、そこからどうするかを自分で考えられるようになってほしい。楽しい相撲の中から本当の強さを学んでくれたらいい。時代が変わり、指導方法も変わってきている中で、どう楽しませるかはいつも悩みの種です」と、子どもたちへの思いを語る。土俵には子どもたちの未来への成長が静かに積み重なっている。

















