熱血おかぴー先生VSオスグッド
[第13回]オスグッド vol.1
1、来院のきっかけ
今回、あいゆう治療院を訪れたのは、幸小学校に通う西森優月くん。初めは筋肉痛程度に考えていたが、なかなか痛みがなくならないので整形外科で受診すると、両膝がオスグッドの症状があると告げられた。そこで同じバスケ部の仲間に紹介してもらい、来院。
2、オスグッドの状態確認
現在どんな状態であるのか、ただ足の状態を確認するだけではなく、練習の様子や、普段の私生活まで優月くんに寄り添いながら丁寧に質問をして、そうなってしまった要因まで推測した。そして、ここから優月くんにあった作戦を3つ考えた。
3、作戦①セルフケアでからだと向き合う
詳細をここでは伝える事が出来ないが、とてもシンプルな方法だ。家でも1人でも出来るように、実際に手を取りながら、理解できるまで細かく教えていた。そのセルフケアを毎日数回必ず実施するよう伝えた。
4、作戦②栄養ある食事
優月くんは、成長盛りの小学校6年生。どんどん食べる量も増えているというが、それでもおかぴー先生はまだまだ足りていないと感じていた。子供は大人に比べて回復は早いが、しっかり食べている子の方がさらに怪我の治りも良いという。これから中学校高校へ進んでいくとさらにトレーニングも強度を増していく。そんな時、しっかり食べる事が出来るからだを準備しておく事が大事であると話していた。食べる事もトレーニングである。
怪我の少ないからだも今後の成長の大きなカギを握っている。
5、作戦③普段の姿勢
練習をしている時だけではなく、普段の姿勢も大事になってくる。授業中や家でのリラックスタイムでも姿勢が歪んでいるとそれでも身体にストレスがかかってしまう。そこで座ったまま出来る骨盤周りのインナーマッスルのトレーニングを伝えた。見た目は地味な動きだが、とても重要なトレーニングであるという。動きが少ないトレーニングであるが、そんなトレーニングも楽しくできるよう、お母さんとゲーム感覚で出来るように勧めた。腰痛に悩んでいるお母さんにとっても有効なトレーニングであるため、家族と楽しく取り組めるようにという先生のアイデアだ。
6、この戦いを終えて
「骨の模型を使って身体の仕組みを教えてもらったり、実際にセルフケアの方法も丁寧に伝えてもらったりして、非常に分かりやすかった」と優月くんは話す。優月くんのお母さんも「こんなに簡単な方法で痛みの状態が変わっていて驚いた。親としても知識が増えて意識が変わった」と話す。
2回の来院で、痛みの症状はほとんどなくなり、小学校球技大会に出場。「これからもセルフケアだけではなく、先生に教えてもらった事をしっかり出来るようにしていきたい」と嬉しそうな表情を見せた。
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