ひたむきにバドミントンと向き合い夢の全国大会へ
田中 依舞 (杉山小学校6年生)
T-Jump Jr.所属
今回は、バドミントンで全国大会を目指す、杉山小6年生の田中依舞さんを取材した。5つ上のお姉ちゃんと一緒にバドミントンのクラブに行くようになり、小学校に入る前からバドミントンをはじめた。週に4回程度あるチーム練習だけではなく、お父さんと一緒に週に3回ほど練習を行い、ほぼ毎日バドミントンと向き合っている。日ごろのお父さんとの練習は、チームの練習よりも少し厳しいそうだ。依舞さんは、低学年のころから自分より大きい子たちと一緒に大会へ出場しており、小学校4年生の時に県大会で優勝し初めて東海大会に出場した。小学校5年生の時も県大会3位に入賞し、同じく東海大会に出場し、2年連続でベスト8まで進出した。
県大会で、初めて優勝した時はうれしかったが、やはりそれよりも東海大会で負けたときの悔しさの方が大きく、その悔しさをバネに次こそもっと勝ち進めるように、とにかく一生懸命練習をしているそうだ。
依舞さんは自分のプレーに関して「試合で疲れてくると低い球が拾えなくなったりしてしまう。ラリーが続いた時も必死に食らいつくためにも体力が必要となる」と考えており、そのためにも日ごろから体力強化のトレーニングも行っているそうだ。
昨年、5年生の時に出場した学校対抗駅伝大会でも区間2位を記録。バドミントンだけではなく、長距離も得意だという依舞さんはバドミントンだけではなく、陸上にもチャレンジしてみたい気持ちもあるようだ。
学校の授業でも一番好きな教科は「体育」でとにかく体を動かすことが好きだという。
依舞さんを一番近くで見ているお父さんに彼女のことを聞くと「依舞のバドミントンは、パワーで攻め込むプレースタイル。強気でいかないと彼女の良さが出てこない。そのため、メンタル強化も必要だ」という。メンタル強化を行うためには日ごろから大きな声を出す練習をしているそうだ。体育館の練習中だけではなく、時には近くの浜辺まで行き、大きな声を出す練習もする。人前で話すことが少し苦手な依舞さんにとっては今後の課題だが、攻めたバドミントンを行うためにはメンタル強化が全国大会出場のカギとなるようだ。
「今までシングルスで出場した大会で東海大会に出場してきたが、今後はダブルスや団体戦などでもいい仲間に出会って頑張ってほしい」とお父さんは話す。
緊張しいの性格だが、仲間や父とともに、にこれからも毎日バドミントンに打ち込み、全国大会ベスト8入りを目指す。