2年連続全国へ より大きく羽ばたけ
石巻中学校水泳部/SKITS
野末 栞菜 さん
今回は、100mバタフライで2年連続全国大会出場を決めた石巻中学校3年生の野末栞菜さんを取材した。栞菜さんが水泳を始めたのは年中のころ。父と兄が水泳をやっており、その影響で始めた。今では妹も一緒に水泳をやっており、まさに水泳一家で育った。スイミングスクールの行き帰りにアドバイスを受けることもあるが、家のなかではあまり水泳の話はしないという。今では週5日練習をしており、練習の半分くらいを専門種目のバタフライの練習に注いでいる。バタフライが専門種目となったきっかけは、小学生の市内大会に出場する種目を決める時に「バタフライで出場すれば、入賞できるのではないか」と友達の母に言われたことだという。今までで一番印象に残っている大会は、昨年出場した中部日本ジュニア水泳選手権大会。100mバタフライに出場して初めて1分03秒を切って泳ぐことができた大会だ。
「1分03秒を切れると思っていなかったから、タイムを見たときはうれしかったし、表彰台にも上がることができた大会だった」と振り返る。栞菜さんに現在の目標を聞くと「全国中学校体育大会や全国JOCジュニアオリンピックカップがあるので、そこで決勝に残るような成績を収めたい」と話した。将来は「池江璃花子選手のような大きなフォームで泳げるようになりたい。そしてできればどの種目も速く泳げるようになりたい」と憧れの選手を目指し水泳と向き合っていく。趣味は水泳というほど水泳が好きな栞菜さん。水泳とともに成長し、日本のトップ選手へ大きく羽ばたいていく姿に期待したい。