将来の夢に繋ぐ「育成」の場。
F.C.豊橋デューミラン
日本代表の三浦弦太選手(ガンバ大阪)を始め白井康介選手(北海道コンサドーレ札幌)、久保田和音選手(松本山雅FC)などこれまで数々のプロサッカー選手たちが、この豊橋デューミランを巣立って行った。
設立は2001年、フランス語の2001(デュー・ミル・アン)からチーム名は付けられた。設立以来およそ20年間に渡り監督を努められてきた木村豊監督からサッカーについての熱い思いを伺った。
「うちのチームは決して強くないですよ」から始まった。指導者がチームとしての目指すところは子どもたちを「育成」することだという。年齢に応じた体力や生活環境を考えて、自ら考え自ら行動できる選手を育てることを目標としている。チームとしては全員守備全員攻撃の「トータルフットボール」をテーマとし、グランド中を駆け回り運動量を増やすことによって選手たちの体力強化も図っている。
全ては、子どもたちの将来を思っての指導。毎年、多くの選手たちが卒業後、夢や目標をもち、県外を含め、さまざまな高校へ進学して行く。そういった子どもたちが更なる上のレベルでも活躍できるように育て上げ、夢を実現出来るよう手助けしてあげたいのだと木村監督は話してくれた。多くのコーチ陣を含め、この一貫した「育成」の方針がこれまで多くの全国で活躍する選手を輩出してきた由縁であろうと感じた。
コロナの影響で試合は減ってしまったが3年生の最後の試合は今のところ開催される予定。現在は7月のクラブユース選手権に向けて練習に励んでいる。
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