「楽しく、明るく、元気よく、挑戦し続けるチーム」とスローガン通り、実力や年齢に関わらず、全員が笑顔で練習している姿が印象的。

大清水スポーツクラブ女子
これは、10年以上指導を続ける柴田コーチの方針によるものだ。「自分がバスケを好きだから。子どもたちにも楽しんでほしいし、この活動をいい思い出として残してほしい」と話す。また、複数の小学校の生徒が集まる大清水スポーツクラブ女子は、1年をかけて子どもたちの成長を感じるシーンも多く見られるという。春には、練習を休みがちだった子も、仲間の支えや、練習の楽しさを感じ始め、秋には、積極的に参加してくれるようになった。上級生が下級生の面倒を見るようになるなど、一緒に楽しい時間を共有することで、良いコミュニケーションがとれるように工夫されている。その仲間意識は、バスケのプレーにも現れていた。インタビューも楽しく答えてくれた飯田麗渚さんは「バスケをやるようになって礼儀が身につきました。今では自分から大きな声で挨拶ができます」と話し、中川來春さんは「練習や試合で他校の子と触れ合う機会が多く、コミュニケーション能力が育ちました」という。二人とも声を揃え、「練習はすごく楽しい。日ごろは別々の小学校に通っていて、このクラブで知り合ったけれど、今ではプレー中、アイコンタクトで通じ合える仲なんです」と笑顔で教えてくれた。
「楽しいバスケ」が生み出すプラスの連鎖。今後、出場する大会での勝利へ向けて笑顔とともに、さらに強くなっていくことを期待したい。


