石井全翔(ぜんと)くんは保育園の年長組。しかし、その体格はとても年長児とは思えないほど立派だ。

日本伝空手道陪劭流 善行塾所属
石井 全翔くん(昭和保育園)

小学4年生の双子の兄と互角に兄弟げんかを繰り広げ、食事の量も桁違い。ラーメンは大人の一人前を食べ終わる前に替え玉を注文するほどだ。この恵まれた体格は、野球をしていた父親と、柔道をしていた母親のアスリートDNAを受け継いだものだろう。エネルギーを持て余していた全翔くんは、2024年春、知人の紹介で「日本伝空手道陪劭流善行塾」に入門し、フルコンタクト空手を習い始めた。この空手は防具をつけ、実際に拳で相手の胸を突いたり、蹴ったりする実戦形式。いつもおうちで叱られていたような力強い動きが思い切りできるとあって、全翔くんはまさに「水を得た魚」のようだった。空手を始めてわずか2か月後、初めての大会に出場。デビュー戦の相手は、全翔くんよりも首一つ分ほど身長が低い選手だった。果敢に攻める全翔くんだったが、相手より高い位置からの突きが相手のフェイスガードにあたってしまいルール上反則の顔面攻撃と判定されてしまった。2度の注意を受け、結果は反則負け。悔しい結果となった。しかし、その3か月後に出場した「空手道チャレンジカップ名古屋大会中部杯空手道親善大会」で見事初優勝。そこから快進撃が始まる。「東三河フルコンタクト空手交流会」で準優勝、「第5回報徳杯空手道選手権大会リアルチャンピオンシップ2024静岡選抜」で優勝、「第25回中日本空手道大会」でも優勝し、ついに全国大会への切符を手にする。そして2025年1月、神戸ワールド記念ホールで行われた「第10回リアルチャンピオンシップ決勝大会」に出場。大人から子どもまで数百人が集う大舞台に、さすがの全翔くんも圧倒されたのか、いつもの力が発揮できず初戦で敗退してしまった。悔しさの残る結果となったが、これも大きな成長の一歩。初めての全国大会の舞台で悔しさを味わった全翔くんは「もっと練習して、来年また挑戦しよう」とお父さんお母さんと約束を交わした。全翔くんの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

 

一幸建設株式会社

 

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