フルコンタクト空手で
心身鍛練。
日本空手道不動会
小鷹野道場
日本空手道不動会は、1969年に豊田市で誕生し、中部圏を中心に、全国各地に多くの競技者を持つ空手道流派。
そのスタイルは「スーパーファイティングルール」というカテゴリーで、寸止めではなく、実際に相手に打撃をくわえるフルコンタクト空手。
不動会独自のファイトスタイルなのだそうだ。
とはいえあくまでスポーツ。
防具、グローブ、スネ当て等を着用し、安全性には配慮されている。
日頃の練習は、ミット打ち、組み手が中心。
小学生の女子も在籍しており、男子に混ざって同じ練習をこなすのだが、「痛くない?」と勝手に心配する場面もあった。
しかし、それらを経験することで、人の痛みが分かる人間になり、体を動かせるありがたみを知ることができるのだとういう。
館長を務めるのは、15年以上指導を続けている森田三郎氏。
「幼い時期に空手を始め、本気で空手道に向き合い、生涯にわたり空手を続けられる選手に育ってほしい。一度自分に誓ったことを貫き通すこと、礼節を重んじる道理、正しい心を“不動心”と言い、これを持って“心技体”を鍛えることに取り組むことが、我々不動会の精神です」と語る。
始めた時は白かった帯の色が、上達するにつれ、色が変わっていく。
目標は黒帯だ。
「黒帯を取る」と誓った子供たち。
その想いを貫き通した時、そこには全く違う、大きく成長した自分がいることに気付くだろう。
11月19日(日)には『第55回スーパーファイティング全日本空手道選手権大会』が名古屋の日本ガイシホールで開催される。
もちろん、小鷹野道場の選手たちも参加する。