現代スポーツと古来の武道をミックスした稽古。

日本伝空手道 陪劭流 善行塾

日本伝空手道 陪劭流
善行塾

90年の歴史を持つ空手流派である陪劭流は日本の柔法(古流柔術)に合気道と琉球拳法の長所を取り入れ確立された独特な空手道。豊橋でその陪劭流の道場を15年ぶりに復活させたのが塾長の中村悟志氏。まだ開設して1年半ほどであるが50名ほどの子どもたちが毎週稽古に励んでいる。
「善きことを思い、善いことをすれば、よい結果となる」という理念が善行塾の名の由来となっている。空手の稽古を通じ「人として」を学び、社会貢献できる人間育成を目指しているということだ。
この流派の稽古の基本は「型」にあるという。競技空手では「形」と表すが、ここでは「型」と表すそうだ。この「型」が空手の土台作りでは大変重要だという。この「型」と「組手」の両輪で、この流派の空手は確立されているそうだ。「組手」の稽古では幼い子供たちも防具を付けて突き技や蹴り技を果敢に繰り出す。組手稽古が始まるとその生々しい音に驚くほどであった。
塾生の原田碧さん(羽田中1年)は昨年、フルコンタクト空手の中部地区選抜予選大会で優勝して、JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会に出場している。「今年も全国大会に出場して、今度は勝ちたい」と話してくれた。碧さんの妹、原田樹さん(花田小4年)も「お姉さんのように全国大会に出場したい」と言っていた。2人とも、稽古では迫力ある蹴りを見せてくれたが、インタビューでは、恥ずかしそうに控えめな表情で話してくれた。普段は優しい普通の女の子なのであろう。

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