熱血 おかぴー先生
施術ルポ
[第5回]
バレー少女の肉離れ
来院の理由
部活とクラブチーム両方でバレーボールの練習に励むひなたさん。更に中学の駅伝部にも所属していて夏休み中ハードな練習が続いていた。負けず嫌いな性格で少しくらい痛くても我慢して練習してしまうという。いよいよ、しゃがむことも困難なほど両ふくらはぎに痛みを感じるようになった。新チーム初めての試合を前になんとか間に合わせたいとおかぴー先生の元を訪ねてきた。
施術
初めに軽いジャンプをしてみたが痛そう。次にしゃがんでみるがお尻を下すことができないほど。先生がふくらはぎの幹部を探すと、なんと筋肉の陥凹が両足で十数箇所見つかった。これが痛みの原因のうようだ。ストレッチとは異なった方法で足首や膝周りの可動域を調整してゆく。10分程度の調整で痛みは10から5ぐらいになった。
更に施術を繰り返し行い、ついには天井に手がつくほどジャンプできるまでになった。この時点で痛みはほぼ消えている様子だった。
おかぴー先生から
肉離れと言えば昔は「安静」でした。ただ、私が毎年参加しているアメリカ州立大学の講習では「スポーツ外傷はとくかく動かして血流を良くする」と教えてくれます。あいゆう治療院の肉離れ施術も安静にせず、動かしながら改善させていきます。しかし施術以上に大事なのは「筋肉の質」です。同じ練習をしてるのにけがをする子としない子がいます。この差は「筋肉の質」です。怪我をしない体を作るには質の良い食事も重要になります。親御さんにも食事の重要性を説明させて頂いています。
施術ルポを終えて
今回も初診時に取材をさせて頂いたが、毎回これは無理だろうと思う痛みを初回でほぼ取り除いてしまう。ひなたさんは3日後の試合に出たいと言っていた。翌日の来院時には全力ダッシュも痛みなく可能になっていたが、先生は再発防止と「休む勇気」を教える為に休むことを勧め試合は見学にしたそうだ。将来のあるアスリート、練習と同時に体のケアを学ぶ必要がある。
[ad]