今回は、夏の大会も終わり、チームの伝統がまた次の代へ引き継がれていくタイミングで中部中水泳部を取材した。
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中部中学校 水泳部
水泳は個人競技ではあるが、チームの仲が良くなると全員のタイムがどんどん速くなるスポーツだといい、チーム全体の雰囲気づくりを大事にして練習に取り組んでいた。
男子キャプテンの若月奏人くんは「学年を越えて仲のいいチーム。練習メニューにどんな意図があるのかを考えながら取り組んできた」と話してくれた。さらに後輩たちへのメッセージを聞くと「大会では礼儀なども見られていることを意識したうえで目標を立てていいタイムを出せるように頑張ってほしい」とエールを送った。女子キャプテンの杉浦梨心さんは「自分たちでメニューを考えながら練習に取り組んできた。どうすればスピードを出すことができるのか、速さにこだわり練習に取り組んできた。後輩たちも自分たちの色を出しながらより良い部活動を目指してほしい」と話してくれた。二人とも将来は水泳の指導者になりたいと考えているようで、周りをよく見て考えて練習に取り組んでいる印象だった。当たり前だった学校のプールを使った練習がコロナ禍でできない時期を過ごしたメンバー。先生から与えられた練習を行うだけではなく、自分たちだけで試行錯誤を行い、練習メニューや練習会場の確保まで考え成長してきたチーム。そんな先輩たちから後輩たちへのプレゼントはオリジナルの練習メニューだった。先輩たちからのプレゼントを1年後に成果で恩返ししたい。
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