アカデミーコーチ 小畑 亜章子コーチに独占インタビュー
三遠ネオフェニックスは、【世界のSAN‐EN】を目指すために「強化・ 共育・地域」3本柱を掲げ、その中の「共育」を担うアカデミーの指導者に就任した小畑コーチを取材した。アカデミーには一人でも多くの子どもたちにバスケを楽しんでもらう「スクール」と、もっと上手になりたい子どもたちがセレクションを受けて入ることができる「ユース」の2種類がある。小畑コーチはその中でも女子日本リーグ(Wリーグ)でもプレーした経験も活かし、U12クラスとU15女子クラスの指導にあたる。そして、2023年4月にはWリーグにつながるようなクラスを目指し、Bリーグのアカデミーでは初の試みとなるU18女子クラスも開設に向けて準備している。バスケというスポーツを通していろんな感情を味わい、経験してほしい。悔しさを経験した時にどれだけ上手になりたいと思うことができるかが大事であり、勝つことも必要だが、勝つことよりもメンタルの経験を重要視していた。そして、トップチームとの連携の強みを最大限に生かして学んでほしいという。練習見学やホームゲームでのサポートを通して目の前でトップ選手の動きを学んでほしいという。小畑コーチは「現役時代に多くの経験をしたからこそ、どんな指導者に出会うか、どんな環境で練習をすることができるかがすごく重要だと思う」と話すように、子どもたちに良い環境を作ってあげることを意識しているという。「日本を代表する選手やフェニックスの選手になってほしい。でも、それだけではなく100年先の笑顔のために、フェニックスユースで学んだ経験を次の世代の子どもたちに伝えることができる選手も育てていきたい」という想いでこれからも指導にあたっていく。