4スタンス理論から特性に合った指導。
豊橋新体操クラブ
豊橋新体操クラブでは、4スタンス理論に基づいて、それぞれの体の特性をとらえながら指導を行っている。自分の体のタイプを把握することでけがもしにくくなり、指導するコーチたちの教え方も一人一人に合った指導をすることができる。子供たちの指導にあたる森下さんは「新体操をやることで運動すべてが上手になったり、一生懸命にやりたいことが見つかった時、それに没頭したりできる体力や集中力を養ってほしい」と話す。
新体操という競技は、演技をどうやってつないだらいいか選択していく。そのため途中でミスをしてしまっても演技中に自分で考えて修正ができるため、自分で考えながら演技をする必要がある。中学生になると100通りくらいの演技を自分で選択しながら組み合わせている。そういった経験からも「新体操だけではなく、日常生活でも自律した人になって、自分で選択肢が増やせるような人になってほしい」という。
ほとんどのメンバーが小さい時からずっと一緒にやっているため仲が良く、先輩たちも大人になってからずっと仲がいいそうだ。そんな先輩たちが手伝ってくれて、年に1度発表会も行っている。発表会では、保護者は子供たちの発表を集中して見られるように、会場づくりからすべて卒業生が支えてくれている。
豊橋新体操クラブでは、日本スポーツ協会が出している指導者資格も取得しており、コーチたちも常に勉強して指導に当たっている。今後も全日本大会に出場するような選手に成長していく姿が楽しみである。
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