中日本予選大会で上位2校に選ばれ、神奈川県で行われた第11回日本中学校ダンス部選手権では見事準優勝を果たした桜丘中ダンス部を取材した。

桜丘中学校 ダンス部

現在は1、2年生の新チームで活動を行っており、ダンス経験者だけではなく、毎年開催している自主公演を見て、ダンスを始めるメンバーも多いそうだ。普段は桜丘高校ダンス部の先輩と一緒に練習を行っている。コロナ禍では別々に活動していたが、中高一貫校だからこその強みであり、高校生と一緒に練習することでダンスの楽しさを高いレベルで感じてほしいと昨年12月から合同練習を再開したところだという。先輩と一緒に練習する緊張感が楽しさを追求するポイントにもなっており、いい影響を与えている。指導にあたる棚橋先生は「大会に出て結果を残すことよりも過程を大事にしてほしい。勝たないといけないという雰囲気に縛られず、人として成長し、人よりも秀でる何かを身につけてほしい」と話し、ダンスの深みにはまってほしいと願う。そうすることでダンスだけではなく、音楽自体やその音楽の歴史などにも興味を持つことができるからだそう。高校に進学してもダンスを続けようと練習に取り組む3年生の中野拓音くんは「仲間とともに踊って、観客の方によかったと言ってもらえた時が嬉しい。高校生からはブレイクダンスに挑戦したい。将来は国際社会の中で自分の力を発揮できるような仕事に就きたい」と話した。一緒に練習する先輩たちを手本に、より高みを目指し、これからもダンスに打ち込んでいく。

 

桜丘中学

 

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