過去には県大会出場経験もある創立31年を迎えた杉山グリーンズを取材した。
杉山グリーンズ
普段は杉山グリーンズ専用球場で練習を行うが、当日は雨天のため、小学校の体育館での練習となった。この日の練習では、ランニング、アップ、キャッチボール、バッティング練習に取り組み楽しみながら練習に励んでいた。堀江代表はチームへの指導方針について「昔は勝利至上主義のチームが比較的多かった。今は野球を楽しくやりながら勝てるチームを目指している。自分から積極的に発言し、人間力が磨かれる指導を心掛けている」と話した。子どもたちの年齢に合わせて工夫されたバッティング練習も行われており、低学年はバットの代わりにバドミントンのラケットを使用。羽根打ちをすることでミートする感覚を養う練習が行われ、高学年は室内用の穴あきボールを使用。穴あきボールは軽く柔らかいため、飛ばすことが難しいが、選手たちは一生懸命バットを振り強い打球を飛ばしていた。
6年生のキャプテンを務める河合龍希くんは今のチームについて「仲が良く、チームワークがとてもいいが、試合になると緊張して声がなかなか出ないので、自分が声を出しチームを引っ張っていきたい」と話す。5年生キャプテン高井香希くんは、「監督は、ときには厳しく、ときには優しく指導してくれる。そんなグリーンズでの野球が楽しい!」と力強く話してくれた。
監督の指導方針とそれに応えようと励む子どもたち。「チーム一丸」を実践する杉山グリーンズに今後も期待したい。