2011年創立。現在部員31名で活動している豊橋東シニア。主なホームグラウンドはトピー工業グラウンド。
豊橋東シニア
火曜日はナイターで市営球場を使用し、雨天時でも室内練習場があるため練習環境が整っている。
チームの方針は、準備をしっかりすること。公式戦1勝の喜びを知ってもらうため、技術が例え相手より劣っていても頭を使って準備すれば必ず立ち向かえるという指導者の思いが込められている。平野監督は「自分は厳しい方だが、子どもたちはよくついてきてくれている。野球でも人生でもプレッシャーがのしかかる場面が来る。そこで打ち勝てる人間になって欲しい」と熱い思いを語った。
キャプテンで女子の東海チームの選抜メンバーにも選ばれている吉田心結さんはチームについて「1つ1つのプレーをしっかり考えながら取り組むまとまりのあるチーム。監督は厳しいけど、それ以上に優しさがあるから指導してもらうことは全部吸収したい」と何とも頼もしい選手だ。チームの中心選手である佐野哲進くんは、「野球が上手くなりたくて豊橋東シニアに来た。ピッチャーではコントロールを、野手としては確実性を上げて1試合でも多くこのメンバーで勝ちたい」と勝利への貪欲さを見せた。
監督の方針は、子どもたちの将来を見据えた上で指導しており、それに応えようとする選手たちの目は真剣そのもの。このチームの伸びしろを感じた。取材後も平野監督の厳しくも愛のある指導と子どもたちの大きな声がグラウンドに響く。