アグレッシブにチームを引っ張る松脇圭志選手に独占インタビュー

今回は、今シーズンより三遠ネオフェニックスに新加入した松脇選手を取材した。松脇選手は、子どものころから人前に出るのがあまり得意ではなく静かで口数も少ない性格だったという。授業中に手を挙げて発言することもあまり好きではなく、先生に当てられたくなかったと振り返る。4人兄弟の3番目の松脇選手は4つ上のお姉さんと2つ上のお兄さんもバスケをやっていて、そのミニバスチームの練習を見に行っていたことをきっかけに小2になる前にはバスケを始めたそうだ。「ミニバスチームのコーチは厳しかったけれど、バスケは楽しかった。子どものころテレビゲームをしている子も多かったが、自分たちは練習が休みの日でも校庭にあるバスケットゴールに集まってバスケをしていた」と話し、毎日のようにバスケを楽しんでいた。自分たちの代になった時にチームとして初めて県大会に出場することができたという。小学校の卒業文集に将来の夢はバスケットボール選手と書いており、漠然とではあるが、ずっとバスケをしていく自身の姿を描いていたようだ。中学校進学時、仲間と一緒に地元の中学に進む予定だったが、指導者や周りの方からバスケ強豪校への進学を勧められ急遽進学先を変更したとのこと。さらに一度転校をしたが、どちらの学校でもバスケ漬けの日々だったという。中2の時に出場した全国大会の決勝戦では思ったような実力を発揮することができず、惜しくも準優勝。この悔しい思いを胸に「来年こそは優勝したい」と気持ちが強くなり、練習に取り組んだ。とにかくシューティングの練習はたくさんしたという松脇選手。1日200から300本のシュートを打ち、土日の練習では千本以上のシュートも打っていたという。そして、中3の全国大会では1年前に負けたチームにも勝利し、雪辱を晴らし全国制覇を達成した。
子どもたちにアドバイスを聞くと、「子どものうちは吸収も早いので、ドリブルやシュート、パスなど基本的なことをしっかり練習してほしい。現在ではSNSでもすぐに上手な選手のプレーを見ることができる。そういったプレーをマネすることでうまくなることもできる」と話す。会場では「盛り上げるプレーや魅せるバスケをするタイプではないが、得意の3Pシュートやアグレッシブなディフェンスを見てほしい」という。松脇選手の秘めた闘志をプレーから感じてほしい。


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