全日本空手道連盟和道会にも所属する富士見空手道スポーツ少年団。

富士見空手道
スポーツ少年団
個人競技のため、スキルも目標も各々違うが、一人ひとり声をかけながら丁寧に指導を行う坂田先生は「基本をとにかく大事にしている。審査も形を打つにしても姿勢から教えており、そして元気よく声を出すことを伝えている」と話し、基本の反復練習中も一人ひとりの動きをよく見て声をかけるところが何度も見られた。みんなが口を揃えて先生に言われたことをしっかりできるように練習から意識していると話しており、自主練でも先生の言葉を思い出しながら鍛錬に励む子がほとんどだ。小1から空手を始めたという関根聡一朗くんは「声を出しながらやるところが楽しい。立ち方を整えることを意識している。今年中には2段を取ることを目標に頑張っていて、もっと空手が上手くなって色々な大会に出られるようになりたい」と話す。8月に開催される全国大会に出場する森井心結さんは「みんな仲が良くて楽しく空手ができている。下の子には自分が知っていることを教えてあげて、先輩たちから教えてもらっている。みんなでできるだけ試合に出て勝てるように練習に取り組んでいる」と話す。モチベーションを昇級・昇段審査や試合に合わせて練習を行っているが、その練習の先には我慢強く努力ができて、相手の気持ちを思いやれるメンバーになってほしいという。日本一を目指す子も、楽しく空手を続ける子も一緒に活動できるのは、ここにいるメンバーが互いを尊重しながら活動している何よりの証だ。
























