野球が続けられる環境に感謝し、初勝利を目指す。

石巻ベースボールクラブ

石巻ベースボールクラブ

今年4月にできたばかりの石巻ベースボールクラブを取材した。石巻中学校には、軟式野球部がないため、中学入学と同時に野球をやめてしまう子も多くいた。子供たちのために野球ができる環境を作ってあげたいとクラブチームを設立した。1年間野球ができなかった2年生も野球がしたいと2名加わった。しかし、設立していきなりコロナの影響を受け、練習が夏ごろまでできなかったため、夏過ぎからやっと野球ができるようになった。
そんなチームのスローガンは「笑待夢(ショータイム)」。笑って待っていれば夢はかなうと信じて、日々練習に取り組んでいる。
「1期生は人数も野球をやるのにギリギリだが、素直で結束力のあるメンバーが集まっている。今後はハングリーさがさらに出てくると初勝利につながるのではないか」と代表の高橋さんは話す。その中に女子選手も2名おり、全員が気兼ねなく声を掛け合い、楽しそうに練習をしている姿がとても印象的だった。
そして、「立ち上げたばかりのチームだからこそ、ほかのチームの子供たちとは違う苦労もさせてしまっているかもしれない。しかし、この経験も生かして、心も体も成長させてほしい」と子供たちに対する思いも語ってくれた。
8月に初めて公式戦に参加。まだ公式戦未勝利だが、まずは公式戦1勝を目指す。
1期生のメンバーに続き、来年以降このチームでプレーしたいメンバーが増えて野球ができる環境を楽しんでほしい。

石巻ベースボールクラブ

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