男子は牟呂中が、
女子は北部中が優勝。
平成29年度
豊橋市内中学校新人体育大会剣道
平成29年9月24日に南部中学校を会場に、『平成29年度豊橋市内中学校新人体育大会剣道』が開催された。
男子の団体戦で決勝まで勝ち上がってきたのは、準決勝で有効打突数の差(5対3)で勝ち上がってきた牟呂中学校と、代表戦までもつれ込む大接戦をモノにして勝ち上がった本郷中学校の2校。
試合は、先鋒戦開始直後から動きを見せる。
開始の合図と同時に本郷中が面を狙いに行くが、これを読んでいた牟呂中が相手よりも早く小手を決め「一本」。これで主導権を握った牟呂中が続けざまに面を決め、先鋒戦は牟呂中が勝利。
次鋒戦は、先鋒戦とうって変わり、相手との間合いを取り合い、お互い探り合いながらの立ち会い。一分ほどつばぜり合いが続いた所で、先に動いたのは牟呂中。間合いを詰めようと動いた所に本郷中が小手を合わせ「一本」。
立て続けに面も取り勝利。
本郷中が勝利者数、有効打突数で牟呂中に並んだ。
中堅戦は打ち合いとつばぜり合いつばぜり合いが続く膠着状態。
しかし牟呂中が、竹刀をを振り払おうとした相手の動きに上手く合わせて面を決め「一本」。
その後は、お互い手数を出すものの有効打は出ず牟呂中が勝利。
牟呂中が再び勝利者数、有効打突数ともにリードを奪う。
続く副将戦。勝てば優勝が決まる牟呂中に対し、勝たなければ次がない本郷中。
両者の気持ちの入った激しい打ち合いとなる。1分以上打ち合いが続いた所で、試合が動く。本郷中が胴を狙うも有効打突にならなかった所を逃さず、牟呂中が面を決め「一本」。
あとがなくなった本郷中は積極的に攻撃へと転じるが、逆に面を決められ勝負あり。
牟呂中の勝利者数が3人となり、大将戦を待たずして、牟呂中が優勝を決めた。
女子の団体戦の決勝戦は、『第71回豊橋市内新人体育大会剣道』の優勝校で、2大会連続優勝を狙う北部中学校と、同大会準優勝の高師台中学校と3位の青陵中学校を打ち破り、今大会の“台風の目”とも言える東部中学校の対戦となった。
先鋒戦は、北部中のスピードが際立つ試合となる。
身長で優る東部中に対し、北部中は素早い足さばきで相手を翻弄。一瞬の隙を逃さず面を決め一本を取り勝利。
続く次鋒戦は、お互い胴を取り合う拮抗した展開。
お互い打ち合うもなかなか有効打突が出ず時間切れかと思われた終了間際、東部中の面を上手く捌いた北部中が切り返して面を決め一本。
北部中が連勝し、2対0とリードを広げた。
中堅戦で勝利すれば優勝が決まる北部中。
攻めの手を緩めることなく、序盤から積極的に手数を出していく。
何とか捌いていた東部中だが、徐々に押され出すと、無理な体勢から面を打ちに行った所を狙いすまされ胴を決められる。
北部中はこの後、小手を決め「一本」。
強さを見せつけた北部中が2大会連続優勝を果たした。