3年生がチームを牽引。
五並中学校
女子ハンドボール部
3年生5人2年生6人の五並中学校女子ハンド部は、昨年夏に新チームとなって初めての市内大会で優勝し好スタートを切った。しかしその後の東三大会で結果が残せなかった。顧問を務める馬渕先生はチームについて「現3年生の選手は非常に能力が高い、その選手たちだけでもある程度は勝ててしまう。ところが自分たちだけでは勝てないことに気付いたのが東三大会に負けた時だと思う。下の学年の選手の力をつけることがチームとして必要だと考えるようになって主力選手たちは熱心に下の学年の選手たちに教えるようになった」という。自分たちでチームをどうするか考え熱心に練習に励む。また先生の指導も素直に聞き入れまじめで優秀な部員たちだと生徒たちを褒めていた。
練習中、体育館では元気よく彼女たちの声が響き渡る。その中でもひと際大きな声を張り上げていたのがキャプテンの戸田愛梨さん。終始笑顔でチームメメイトに声を掛け、2年生が良いプレイをした時には「今の良いよ」と褒め、シュートを外せば「次は決めるよ」と励ましの言葉をかける。戸田さんは「最後の夏は何とか県大会まで行きたい」と意気込みを語ってくれた。
取材当日、体験入部の新1年生6人が練習に参加していた。先生が1年生を見ている間も、部員たちはタイムボードで細かく時間管理しながら効率よく練習をこなす。先輩がリードして後輩たちは頼もしい先輩について行くといった感じの、見ていて気持ちの良くなるチームワークの良さが感じられる。この日体験の一年生は全員が入部を決めた。それはこのチームムードの良さにあったと思う。
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