大清水小学校で運動講座を開催(走り方編)
密着取材
9月2日(土)にスポーツRe:makeの宮阪先生と民内先生による運動講座が行われた。今回は怪我の影響で、第一線から退いていたが、民内先生らが推奨する動きを取り入れたところ、再度日本選手権に出場することができた選手も参加した。日本の走り方指導は、プッシュ走法が一般的で、1990年頃にこの走り方が広まったが、今ではケガをしやすく勝つのが難しい走り方と言われている。民内先生たちが指導しているのは重心を意識した人間本来の動きを取り入れた走り方。腕の振りや重心移動をいつもより意識した結果「足が後ろに残らず、走りが軽くなった」「大きく前に足が出るようになった」など動きの変化を個々に感じていた。一度の練習では記録会で結果は出しにくいが、動きを覚えていくと楽に動けるようになりパフォーマンスも自然と向上していく。この日は中学生の県大会があり、そこで足を痛めた女子生徒が足を引きずりながら見学だけでもと参加していた。民内先生が歩き方から修正すると徐々に歩けるようになり、走りの動作指導をしたところダッシュまで出来るように。今まで以上にスピードに乗る動きまで出来て、その場にいた全員が驚きを隠せない様子だった。指導の中で「痛める動きをするから、痛めてしまう。痛めない動きを突き詰めていくとアスリートの動作に近づいていく」という話があったが、その言葉を証明している指導結果だった。様々な競技で応用できる身体の使い方に興味のある方はぜひスポーツRe:makeへ。