東三河唯一の
女子ソフトボールクラブ。
豊橋SBC
現在、女子ソフトボール部のある豊橋市内の中学校は7校しかない。
中学でソフトボールをやりたいのに部活がなく、プレーを断念する子も多い。
そんな子供たちの受け皿として、7年前に設立されたのが『豊橋南SBC』だ。
東三河唯一の女子ソフトボールクラブということもあり、豊橋だけでなく、豊川や蒲郡などからも、ソフトボールをプレーしたい子たちが集まる。
部活とは違い、クラブチームであるため、部活動の大会には出場できないが、ソフトボール協会の中学女子大会には出場できる。
この協会の大会には中学部活動のチームも参加するため、みんなこの大会を楽しみにしている。
そして先月から、協会主管の大会である『東三新人大会』が始まった。
豊橋南SBCは、昨年のこの大会で優勝。県大会(2年連続)へと進んだ。
今年の大会は、週末の雨に祟られ、順延の連続。それでも目指すは優勝だ。
豊橋南SBCの特徴は機動力。
足の速い子が多く、機動力を活かした攻撃で得点を奪う。
内野を中心に守りも固い。週に一回の練習に集中して取り組んでいる証拠であり、各自が自宅で自主練習を行っている証でもある。
監督を務めるのは白井威至氏。元々は娘さんが所属していた時の父母会の一員だったが、それがきっかけで監督を受けることになったという。
「子供たちには、どんどん次の塁を狙え、と言っています。攻める時はドンドン行った方が楽しいですからね。子供たちにはソフトボールを好きになってもらいたい。そして大人になっても続けてもらいたい」
監督の願いは、地域の願いでもある。