三遠ネオフェニックス 西川 貴之選手独占インタビュー。
今回取材したのは、今シーズンよりフェニックスに加入した、西川貴之選手。今年から新加入にも関わらず、チームのポイントゲッターとして活躍している。
子供時代の西川選手は、クラスで目立つのが苦手だったという。発表会では、なるべく台詞の少ない役を引き受けたり、運動会でもリレーの選手に選ばれたりする事もなかったそうだ。
そんな西川選手がバスケを始めたのは、小学校３年生。両親も兄２人もバスケをやっていたため、自然と学校のバスケ部に入った。
バスケ部の仲間は、面白いメンバーが多く今でも地元の北海道に戻ると、集まるそうだ。そして、12月に行われた北海道戦では会場まで応援に駆けつけてくれたという。
西川選手は、小中高とどのカテゴリーでプレーしていた時もいつも怒られていた記憶ばかりだという。しかし、どの指導者の方も次のステージでの試合会場に駆けつけ、アドバイスをしてくれ、気にかけてくれていた。
「なんで自分ばかり怒られているのか」と不満にも思うこともあったが、今ではそんな恩師の方々に感謝しているという。
今バスケを頑張っている子供たちにアドバイスを聞くと「練習や試合で怒られる事もあると思う。そんな時、消極的なプレーになってしまってはもったいない。バスケが楽しいからやっているはず。仲間や周りに迷惑をかけてはいけないが、楽しく積極的に自分らしいプレーをしてほしい」と話す。
さらに、「バスケのルールがわからなくても、ホームゲームの会場では、お祭りのような非日常空間が味わうことができる。マスコットキャラクターやチアリーダーたちも会場を盛り上げてくれる。テーマパークに行くような感覚で試合を観にきてほしい」と話した。常に得点を取りに行く意識でコートに立っているという西川選手。実際に試合を観にきてもらって、バスケの面白さを知るきっかけになるシュートをどんどん決め、子供たちだけではなく、地域の皆さんにもっとバスケを身近に感じてもらいたい。
開幕からの連敗が響き、チームは現在リーグ最下位。しかし、まだシーズンは長い。不死鳥のごとく、ここから勝ち星を伸ばし、連戦連勝を目指す。そこには、西川選手の活躍が必要不可欠だ。
