自分で考え、自分で行動 野球通して自主性を磨く。
東田チェリーズ
東田校区にはかつて東田ジャガーズと東田チェリーズ2つの少年野球チームが存在した。それぐらい野球の盛んな町だった。平成4年に東田チェリーズとして1つのチームになり27年目となる。子どもが減ってチーム存続が厳しくなる地区も多い中、東田チェリーズには1年生から6年生まで30名もの子どもたちが元気に練習をしている。
学年ごとに分かれて試合がある少年野球では、練習も学年別に行うケースが多いが東田チェリーズの練習はとてもユニークだ。全学年が一緒に試合形式の練習をしていた。学年ごと均等に分けられた3チームが点数を争うゲームを行っていた。ルールも独特で回によっては得点が2倍になったり、一度取った点が相手チームに奪われるなどオリジナルルールで子どもたちは本当に野球を楽しんでいる様子が伺えた。
練習のゲーム中も、ほとんどコーチたちは指示を出していない。坂本一真監督は「子どもたちが自分で考え、自分で行動できることを常に意識している」という。そのことすら監督は子どもたちには口にしないそうだ。ゲームが終わると監督は子どもたちに多くの問いかけをしていた。「なぜあの時、前進守備だったのか。あの点差をどう縮めようと考えたか」など。子どもたちの考えを引き出し、一緒に解決方法を確認し合っている。こうして自主性が磨かれてゆくのであろう。
今期は6年生チームが東日旗大会で準優勝、5年生チームは中日旗大会と東日旗大会ともに優勝と優秀な成績も収めている。
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