男子は鈴木・西山ペア(高豊中)が、
女子は伊藤・中村ペア(章南中)が
優勝を飾る。
平成29年度
豊橋市内中学校新人体育大会ソフトテニス
男子96ペア、女子144ペアが参加して行われた『豊橋市内中学校新人体育大会ソフトテニス競技』。
男子の優勝は、高豊中学校の鈴木・西山ペア。
準決勝では、同じ中学の棚原・片ペアと対戦。日頃から一緒に練習している仲間との対戦とあってやりづらさがあったかもしれないが、これに勝利し決勝へ。
決勝では、南稜中学校の酒井・福島ペアと対戦。
ゲームカウント3対1で勝利し、優勝を飾った。
優勝した鈴木・西山ペアは、「いつも以上の力を発揮することができました。
ファーストサーブを意識して練習に取り組んだ成果を、新人戦で出すことができたので良かったです。今後は、3位に入った同じ学校の棚原・片ペアと切磋琢磨しながら、市内総合体育大会での優勝を目指して、もっと練習していきたい」と優勝の喜びを語るとともに、今後を見据えた展望を語ってくれた。
女子の優勝は、章南中学校の伊藤・中村ペア。
準決勝では、同校対決となる玉井・福島ペアとの対戦に勝利し波に乗ると、決勝では、高師台中学校の朝倉・岩下ペアを3対0のストレートで下し、見事優勝を果たした。
優勝した章南中女子テニス部顧問の安藤直基先生に話を聞いた。
「この子たちにとって初めての表彰台。期待以上のプレーをしてくれました。新チームになって、技術面よりも、とにかくメンタルを鍛えてきた成果かもしれません」
章南中は、プレーする選手だけでなく、応援する子供たちも大きな声を出し、声援でプレーヤーをバックアップ。優勝した選手だけでなく、部員全員が笑顔で喜ぶ姿はとても印象的だった。
各中学校とも、お手本としていた3年生の先輩たちが引退し、自分たちのチームカラーを模索しながら練習に取り組んできた1、2年生の部員たち。
顧問校長である荻山校長先生は、「3年生と比べると、まだまだ思うようにプレーすることが難しく、サーブミスやストロークミスが目立ち、ミスしたチームが負けるといった試合展開が多い。いかにミスなくプレーするかが鍵となった大会だった」と総評を述べた。
そんな中、男女ともに優勝したペアは、一戦一戦堅実にプレーし、最後まで集中力を切らさずに戦えていた。一球一球、ワンプレーワンプレーを大事に戦ったからこそ辿り着いた優勝だったように思う。
翌週に行われた団体戦では、男子24チーム、女子36チームが参加。
男子は石巻中学校が、女子は北部中学校が優勝を飾った。
団体戦で優勝したこの2チームの他、出場権を得たチームは、10月14日に蒲郡市浜町コートで行われた『東三河大会』に出場。
ここでは本郷中学校(女子)が3位に入賞を果たし、県大会出場が決定。
冬を越え、体力、技術、メンタルともに成長した時、きっと先輩たちと同じようなプレーができているはず。「この一球は唯一無二の一球なり」の言葉を胸に、ワンプレーワンプレーにこだわって、日々の練習に励んでもらいたい。