調整能力を武器に
全国大会を目指す。
セントラル豊橋FC
レディースユース
2012年に設立された『セントラル豊橋FCレディースユース』は、豊橋唯一の女子サッカークラブ(ユース・U14・U15)だ。
OGには、高校・大学で活躍している選手も多く、「なでしこリーガー」になった選手もおり、本気でサッカーに打ち込みたい女子選手が、市外・県外からやってくる。
昨年も県準優勝を飾り、3年連続で東海大会へ進んだものの、目標であった全国大会はあと一歩の所で逃してしまった。
柳宏鷹監督はチームについてこう話す。
「試合に勝つことも目標にしていますが、大事なことはテクニックと状況判断能力。ドリブルとパスを融合した質の高い技術と、目まぐるしく変わる状況の中でしっかりとした判断ができれば、自ずと結果はついてくると思っています。あとは、ミスの後、落ち込むのではなく、そのミスをどう取り返すことができるかが大切。ミスを恐れずに、常に戦う姿勢を持ち続けてほしい。それらをさらにレベルアップさせ、今年こそは県大会で優勝して、全国大会に出場したいですね」
この日は、淡路遠征から帰ってきたばかりだったが、そのままナイター練習を行っていた。
サッカーが好きで、向上心が高い女子が集まっているからこそできるスケジュールかもしれない。
選手の中には、クラブでの練習以外にも部活動でサッカー部に所属し、男子と一緒にプレーする子も多い。
もちろん、学習時間も確保しなければならない。
時間調整をし、勉強の時間を確保するのもサッカーの一部。
彼女たちは大事なことも学んでいるのだ。