この春旅立つ豊橋のジュニアアスリート

Departure

Departure

三輪奏都くん(東部中3年生)
愛知豊橋リトルシニア所属
小学校3年生の時につつじフォックスで野球を始め、中学からは愛知豊橋リトルシニアで硬式野球に転向した。小学校の頃からピッチャーで活躍。中学2年生の時には先輩たちが「日本リトルシニア全国選抜大会」で活躍するのも目の当たりにした。自分たちも全国大会へと挑んだ地区予選大会では、惜しくも切符を逃してしまった。しかし、その地区予選では格上のチームを相手にこれまでにない最高の手応えを得た試合もあったと悔しさの中にもやりきった気持ちも含め思い出を語ってくれた。
昨年12月には東海地区選抜チームの代表選手に選ばれ、「台北市長杯国際野球大会」に出場する機会を得た。東海地区から2チームが選抜代表として出場し、その2チームが決勝戦で対戦することとなった。三輪くんのチームは惜しくも準優勝となったが、短期間でのチームでも同じ目標に向かう仲間たちとの結束力には驚くほどのパワーを感じたと貴重な体験ができた
ことを聞かせてくれた。
高校ではやはり甲子園を目標として県外の強豪校へと進学予定。親元を離れ自身の野球にも更に磨きをかける意気込みがある。持ち前のピッチングはストレートで押す本格派。キレのいい力あるストレートを投げられるようになりたいと目標を語ってくれた。中学時代の悔しさをバネに更に成長して欲しい。

三輪奏都

瀬戸亮太くん(二川中3年生)
豊橋東リトルシニア所属
ピッチャーは一番楽しいポジションだという亮太君は、小学校の頃からチームのマウンドを守ってきた。友達にはゲーム好きな子も多い年ごろだが、ほとんど興味は無い。やるとしても野球のゲームしかやらないという。そもそもゲーム機が家には無いそうだ。それぐらい野球が大好きでこれまで真剣に打ち込んできた。三輪くんとは同じ硬式野球のシニアリーグだがチームは別。瀬戸くんもまた東海地区選抜チームの代表選手に選ばれ、もう一つの選抜チームで代表として同じく「台北市長杯国際野球大会」に出場し、自身のチームで見事、優勝を飾った。
キレのあるスライダーを持ったサウスポー。優勝候補とされていた台湾の強豪チームの打者を登板するなり三者連続三振に打ち取ったことはピッチャーとして快感瞬間だったという。
瀬戸くんもまた、高校は県外の高校に進学予定。三輪君とは別の高校だが同じく寮生活が始まる。朝起きられるか心配なのと寮生活は楽しそうかなと不安と期待の両方あると話しながらも、先輩や友達が一人もいない学校にチャレンジすることには何の迷いもなく、むしろ早く高校で野球をやりたい気持ちのほうが強いようだ。これまで家族の支えで野球がやってこれたことには感謝しているという。目標はプロ野球選手になることだときっぱり話す瀬戸くんの目は早くも力強い意識が感じられる輝いた眼が印象的だった。

瀬戸亮太

関連記事