今期市内無敵の青陵クラブ 一度も負けること無く最後の夏も優勝決める。
第47回豊橋中学生軟式野球大会
8月11日に豊橋市民球場で行われた決勝戦の様子をレポートする
今年は部活動、クラブ共に春も夏も全国大会へ繋がる大会は全て中止になってしまった。この大会が3年生にとって残された最後の大会となり市内19チームが優勝旗を争って戦った。
決勝戦に勝ち上がったのは、青陵クラブと高師台クラブ。昨年の秋季大会と同一カード。秋は青陵クラブが優勝しており、高師台クラブにとってはリベンジマッチとなる。両チームともに今大会は決勝戦まで無失点で勝ち上がってきた守りの堅いチーム同士の戦いとなった。
先発のマウンドには青陵クラブは主将の吉野選手、高師台クラブは北添選手が登った。試合が動いたのは3回裏、青陵クラブは1死2、3塁のチャンスに3番吉野選手が右中間を破る2塁打を放ち2点を先取した。しかし高師台クラブも4回犠飛で1点返し、5回には1番澤口選手のセンター前タイムリーヒットで試合を振り出しに戻した。なおも高師台クラブは1死2、3塁で逆転のチャンスを掴むが、青陵クラブキャッチャー中島選手が一瞬の隙をついて2塁ランナーを矢のような送球で刺し反撃を食い止めた。このプレーで流れは青陵クラブに。5回裏青陵クラブは先制タイムリーを放った吉野選手が再び犠牲フライで1点を返した。これが決勝点となり、青陵クラブは3対2で勝利し優勝を飾った。
青陵クラブ榊原信彦監督は「コロナ禍で当初の大きな目標は失ってしまったが、市内無敗で終わること、最後の大会の優勝旗を獲ること、この2つを目標に掲げチーム全員でここまできた。選手たちはそれを見事に達成してくれた」とコメントした。
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