美しいレディに
なりなさい。
斎竹恭子
バレエスタジオ
33年前に設立され、地元でも有名なバレエ教室『斎竹恭子バレエスタジオ』。
プロバレリーナの松本千明さん(松岡怜子バレエ団)も同スタジオの出身。
指導するのは斎竹恭子先生。
「子供たちにクラシックバレエの楽しさを知ってほしい。そして、美しく踊れるようになってほしい」。
練習は週5日。
年齢ごとにクラス分けされ、「楽しんで踊りたい」子向けのクラスや、プロ志望の子のためのクラスなどレベルに応じた練習に励む。
小島絹加さん(中学2年生)は、9月に行われる『NBAジュニアバレエコンクール』への出場が決定。
将来の夢は、プロのバレエダンサーだという。
終始爪先立ちで、飛んだり跳ねたりするバレエはとにかくハード。
中学生になると、部活や塾などもあるため、忙しさも加わる。
それでも斎竹先生は、「どんなに疲れていても、自らレッスンに来ているからには真剣に取り組みなさいと、子供たちには言っています」と言う。
やらされるのではなく、自らが向上心を持って“やる”。
一際目を引いたのが、子供たちの佇まい。とにかく姿勢がいい。
「姿勢はバレエの基本。正しい姿勢のうえにクラッシックバレエの基本を徹底的に指導して、“美しさ”を追求している」と斎竹先生。
実際、今回の撮影時にも、先生が子供たちに、顔の角度、指先の伸び具合などを細かく指導していた。
この指導が、自分では気付かない“美しい角度”を身に付けるために不可欠な作業となる。
「美しいレディになりなさい」が斎竹先生の口癖。
バレエを通じて“美”を身に付ける彼女たちは、きっと美しいレディになるはずだ。