定期演奏会で得た
感情を伝えるための演奏。
吉田方中学校
吹奏楽部
吉田方中学校吹奏楽部には現在、36名の部員がいる。「明るく、元気よく、笑顔で」をモットーに、演奏を通して感情を伝えるため、日々練習を重ねている。
そんな練習の成果の発表の場として、3月28日にライフポートとよはしにて、定期演奏会を開催した。この定期演奏会は、東部中学校を6年連続で県大会に導いた、顧問の小林建亮先生が赴任してきてから始まったもので、今年で2回目の開催。演奏を行ったのは、新2年生、3年生にくわえ、この春高校生となる卒業生も参加。会場は、保護者や学校関係者が大勢集まり、大いに賑わった。
第1部はアンサンブルとソロ演奏、第2部はクラシック、第3部はポップスとさまざまなジャンルの演奏が行われた。後半の部では、吹奏楽ステージとして、吹奏楽部自慢の8曲が披露された。その中には昭和歌謡曲も含まれていたため、馴染みの曲を聴くことができた世代の観客は大喜びだった。
「構成を考えたのは生徒たちなんです」と話すのは小林先生。「音楽は楽しいもの。そのためにはやらされる演奏ではなく、生徒自らが考えることが大事。自分たちで考えれば、演奏するのが楽しくなるはずですから」
同部は昨年の地区大会で金賞を受賞。県大会では銀賞に輝き、個人の部は県代表に3名を送りだした。自らが考え、取り組んだことで手にした栄冠といってもいい。
この日、演奏を聴いた観客には伝わったはずだ。「音楽は楽しい」という感情が。