第2回【子どものメンタル】“自分らしいプレイ”って何?

メンタルトレーナーは3児のママ。

なおトレーナーと子どもの気持ちを考える。

メンタルトレーナーは3児のママ。
セルフコアHBM トレーナー 中村直子

今、子どもたちは何を考え、どんな気持ちでスポーツをしているのでしょう?
子どもたちの特性も十人十色、どんな声掛けをしたら、子どもたちそれぞれの可能性を最大限に引き出すことができるのかを一緒に考えましょう。

第2回【子どものメンタル】“自分らしいプレイ”って何?

競技をしていると、「自分たちのプレイをすれば勝てる」「自分らしいプレイをしなさい」と声をかけられたことやかけたこと、1度は耳にしたことがあると思います。
指導者さんや親御さんだったら「その子らしいプレイ」ってどんなプレイをイメージされますか?
真面目に取り組むこと?楽しむこと?いざという時に力を発揮すること?それが「自分らしさ」「その子らしさ」でしょうか?
私たちは教育の中で「自分らしさ」って学んでないし、教えてもらった経験がないことに気づきます。しかし、一人一人には「本来の力(=本質的に備わっている力)」があります。本来の力は唯一無二の能力で、年齢に関係なくみんな備えています。
学校やスポーツ場面などでは、目に見える結果が出たら「才能がある」「才能がない」と周囲から判断されてやすい傾向がありますが、結果が出なければ、才能がなければ努力しても意味がないというわけではありませんよね?そもそも、才能の有る無しに関係なく、結果に囚われることなく「今、この瞬間の変化や過程」を楽しんでいる延長線上に結果があります。結果よりも「今この瞬間の変化や過程」を大切にしていると自分でも気づかない「自分らしさ=本来の力」に出会えます。
チームや個人で日々練習に励んでいることと思いますが、「自分たちのプレイ」「自分らしいプレイ」に大切なことはチーム目標や個人目標など、何を願うかを決めることです。人は願えば実現にむけて意識も無意識も動き出します。願わなければ、「今、この瞬間」をどうにかしようという気が起きません。どうにかしようと思うからこそ行動に移し、行動するから変化します。「今この瞬間」変化していく過程に集中するから楽しいのです。
あと1点取ったら勝つ状況であっても、あと1点取られたら負ける状況であっても、今の状況に関係なく「自分はどうしたいのか?」と自分自身に聞いてみてください。「分からない」が浮かんできたら、「チーム目標を叶える」など、まずは仮決めすることをお勧めします。
自分らしいプレイとは、自分は何を願うか決めて行動(プレイ)したことから自然と「自分らしさ」が現れます。

メンタルトレーナーは3児のママ。 セブンイレブン広告 個別指導Wam

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