軟式から硬式へ。 引退後の新たな挑戦。

GATHER-ING

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中学3年生の野球部員が、引退後8月から12月までの間、市内OBや現役の高校生から野球指導を受けられるのが、ギャザリングだ。今年で活動は6年目となり、今年は市内野球部3年生45名中、25名が参加する。取材日は本年度の練習初日であった。引退後の体力低下を防ぎブランクを埋め、市内の中学生同士の連携をはかり、軟式野球から硬式野球への変化に慣れるといった目的のもと活動している。
中学の部活動とは異なり、希望ポジションが選べるのもギャザリングの特徴。経験したことのないポジションを選択することで一人一人の可能性を広げることにも繋がっている。また、これまでは敵同士だった生徒たちが、約4ヶ月間の活動を通して関係を作っていくことで、進学後の部活動でもよりスムーズにコミュニケーションを図ることができるという。
参加した中学3年生は硬式のボールを体験するのはこの日が初めて。赤羽根中の高木羚真くんは「市内の子と仲良くなって野球の技術をあげたい。硬式の方が打った時の音が気持ちいい。いち早く硬式の球に慣れたい」と語る。東部中の河邉大陽くんは、「球は重たくて、バッティングでも全然感覚が違った。みんなで楽しくワイワイできる場所」と笑顔で話してくれた。
大会で見せる厳しい表情とは一変、高校生の投球を直に体感し、軟式野球との違いを大いに楽しむ様子が印象的であった。生徒たちの今後の活躍がますます期待される。

GATHER-ING 仲谷陽子税理士事務所

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