[第3回豊橋市長杯サーフィン大会]
豊橋から、世界の荒波へ。
2020年の東京オリンピックから正式種目となったサーフィン。小島海岸で行われた五輪強化指定選手の選考を兼ねたNSA公認の大会の模様をレポートする。
豊橋市政110周年のイベントとして始まり、今年で3回目を迎えた『豊橋市長杯サーフィン大会』が、4月29日に小島海岸で行われた。同大会は、NSA(日本サーフィン連盟)の公認大会ということもあり、キッズからシニアまで、北は北海道、南は沖縄まで、全国各地からハイレベルな選手がエントリー。豊橋からも、荒川正宗くん(栄小学校5年)、弟の伊織くん(同小2年)、真木大河くん(東田小5年)の3名のキッズが出場した。
当日は、佐原市長や根本代議士の挨拶などのセレモニーが終わると、すぐに11の種目階級に分けられ、競技がスタート。同大会では、15分間に8回のライディングが許され、その中での技の難易度や質を競い合う。良い波が来なければ時間だけが過ぎていくこととなるが、良い波を見つけることも含め、全てが評価の対象となる。
5年生の正宗くんと真木くんは、U-12クラスで、2年生の伊織くんは、もう1つ下のクラスでエントリー。今大会では、全国の強豪たちの前に、惜しくも入賞とはならなかったが、それぞれが持ち味を出し、周囲を湧かせた。
サーフィンは、親のサポートが無ければ続けることが難しい競技と言われている。毎日海へ行き練習を重ね、トッププロを目指すとなれば、なおさらだと思う。これからも親子二人三脚で夢に向かって進んでいくことだろう。将来、彼らが世界の波を相手にする日を心待ちにしたいと思う。