ひたむきな努力と一球に込める想い
南稜中学校 女子ソフトテニス部
10月に開催された市内・東三河の中学新人研修大会を勝ち上がり、11月に行われる愛知県の新人大会への出場を決めた南稜中女子ソフトテニス部を取材した。練習中は1秒も無駄にしない動きを意識し取り組んでいる。時間を大切にすることで一球でも多くのボールを打つことができる。ただ、練習の量を大切にしながらも練習の質にもこだわっている。フォームの確認やゲームにおける動きについてペアで確認するなど、同じミスが起きないように全員で確認しながら練習を行っている姿も印象的だった。
顧問の竹内先生はチームについて「部活がない時も各自、自主練習に取り組み、一生懸命テニスに向き合い、努力できるメンバーが多い。部活動を通して、心をはぐくみ人間力を高めてほしい。勝つためだけではなく、目標に向かって一生懸命練習する過程で、悩み、苦しみながら、それらを乗り越えてほしい。そしてその経験を通して心を強く、大きく、広くし、人として成長してほしい」と話し、子どもたちの成長を願っていた。キャプテンの市川未侑さんは「明るく声掛けができるメンバーが多くみんなで協力して高めあうことができる。バックハンドや前衛を抜くロブを打つことが苦手で一球一球意識して練習をしている。大会では自分たちで気持ちを高め、このチームで最後の夏の総体、東三河優勝を目指したい」という。チームスローガンである「一球入魂」。一球でも多くの練習を行うことで、勝負を決める一球に集中し、その一球に魂を込める。その一球で喜びを手に入れてほしい。