心を育む道場

禎真館

禎真館

百畳あるという禎真館の道場は県下でも最大級。その広々とした道場で子どもたちが元気よく稽古に励んでいる。白色から始まり学年ごとに色分けされた帯、小学6年生が紫帯を締める。紫帯は責任を持ったリーダーとして稽古に臨む。また白から始まった帯が中学生になるとまた白に戻る。ここでは最近、無くなりつつある先輩、後輩の在り方をいい意味で継承させている。先輩はただ威張るのではなく、後輩の面倒をしっかり見るのが務めとしている。泣いてしまった子や擦り傷のできてしまった子に上級生がすかさず歩み寄る。子どもたちはそんなリーダーたちの帯色に憧れをもち目標としているのだという。
禎真館の代表朝倉真一郎氏は元警察官、長年の念願を叶え自身の道場を開設したのが2002年。以後16年間に渡り地元の子どもたちに柔道を教えてきた。朝倉氏は「人を応援すること。達成感の先にある笑顔を見ることが、無上の幸せです。やる気を引き出し、心技体を鍛え上げ、成功体験を重ねてもらうことが禎真館の役割。柔道で勝つこと以上に心を育むことが大切です。」と言う。
勝ち負けにはこだわっていないと言いつつも、これまで全国3位に輝いた選手を始め県チャンピオンやインターハイ出場選手など多くの子どもたちがここを巣立っていった。
禎真館の教えがこうして子どもから子どもへ
受け継がれることが自ずと輝かしい結果に結びついて行くのであろう。

禎真館 禎真館 愛知トヨタ




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