南陽中学校が
 夏を制す。

第71回豊橋市内中学校総合体育大会サッカー

第71回豊橋市内
中学校総合体育大会サッカー

平成29年7月8日、9日の二日間に渡り『第71回豊橋市内中学校総合体育大会サッカー』が開催された。
メイン会場となったのは豊橋市民球技場。市内19校が参加し、優勝を争った。

決勝戦は、高師台中学校に1対0で競り勝った牟呂中学校と、東陽中学校を4対0と一蹴した南陽中学校の対戦となった。この両チームは、春の大会でも対戦しており、その時は牟呂中が勝利している。

この日は30度を上回る猛暑日。
準決勝からの連戦となる選手たちの疲労度が気になるところ。

試合は、広く開いたサイドを軸に攻撃を組み立てる牟呂中に対し、南陽中は前線に一人を残し、激しい守備からカウンターを狙う作戦。

序盤は、豊富な運動量からこぼれ球を拾い続ける南陽中のペース。
カウンターを中心に幾度となく相手陣内へ攻め込むが、牟呂中の堅いディフェンスをなかなか崩すことができない。何とか前半のうちに得点が欲しい南陽中は、前線の選手2人を入れ替え、個での打開を図るが、牟呂中の最終ラインを崩すまでには至らないまま前半終了。

後半に入ると、牟呂中のボールが回り出す。

無理なパスは避け、ボール保持率を上げながら、南陽中の穴を探す。
南陽中は前線からのプレスを強めたため、中盤でのつぶし合いに。ボールを奪う南陽中が前線へスルーパス。これを牟呂中ディフェンス陣がはじき返す。そんな展開が続く。

そんな中、南陽中がポッカリと空いた右サイドを突破し、クロス。ゴール前で待ちかまえた選手がヘディングシュート。
さらにそのこぼれ球をシュート。立て続けにゴールを狙うが、牟呂中キーパーの好セーブに遭いゴールならず。

後半終了間際、牟呂中がセットプレーのチャンス。

直接ゴールを狙うが、南陽中キーパーがキャッチし、後半終了。拮抗した試合は延長戦へと入ることになった。

延長戦前半、牟呂中がボールを支配していたが、左サイドでプレスをかけた南陽中がボールを奪うと、すぐさまサイドチェンジ。
ドリブルで相手を突破し、中央にクロス。

これを南陽中フォワードが渾身のシュート。

「ゴール」

豪快にネットを揺らし、南陽中が待望の先制点。

牟呂中の選手たちは一瞬芝生にひざまずいたが、すぐさま立ち上がり前を向いて走り出した。
「まだ時間あるぞ」。ピッチに牟呂中の選手たちの声が響き渡った。

この日は猛暑日。それでも疲れを表情に出す選手はいない。これぞ総体。全員が必死だ。最後まで懸命にゴールを目指した牟呂中だったが、ここで無情のホイッスル。
1対0で南陽中の勝利。春のリベンジを果たし、悲願の夏総体の優勝旗を手にした。

試合後、南陽中顧問の大塚先生に話を聞いた。
「選手たちは、今大会の一試合、一試合を通して大きく成長してくれました。今までは、選手同士がぶつかり合い、試合を壊してしまうこともあったのですが、今大会は全く違いました。特に、決勝点を挙げたキャプテンは、誰よりも成長し、頼れるキャプテンになってくれました。選手たちが、自分たちで勝ち取った優勝です」

目を細め、笑顔で子供たちの成長について話す先生の顔には、充実感と安堵感が溢れていた。

先生の口癖は「人としてちゃんとしろ」。

サッカーだけではなく、人間的な成長が実を結んだ結果なのかもしれない。

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