サッカーを通して人間力を磨く。
東陽中学校 サッカー部
チャンピオンズ
「いい取り組みをすれば、いい結果がついてくる」これは東陽中サッカー部の部訓だ。この言葉が示す通り、部室や倉庫はとても綺麗で、バッグやシューズを並べることもきっちりしている。このことに関して、顧問の伊木先生は「生徒たちみんなが進んで実施している」と話し、自主性を高く評価している。
また、「すぐに教えない」というのもポイントだ。なんでもすぐに調べることができてしまう現代では、その弊害として考える力が養われずに子供たちが育ってしまうこともあるという。そのため、東陽中サッカー部では、ヒントだけを与えチャレンジさせた上で、さらに生徒たち同士で話をさせて、課題を解決するというスタイルを徹底しているそうだ。取材日は他校との練習試合だったが、ハーフタイム時に生徒たちのみで意見を言い合っていたのが印象的だった。
そんな環境で、4名の生徒たちから話を聞くことができた。ボランチを担う崎下櫂斗くんは「常に周りを見るようにしている。気持ちは負けないようにプレーをしている」と話し、トップ下の山口和芭さんは「常に目的の1つ上を目指して上達できるようにしている」と話してくれ、考えながら実行していることを教えてくれた。また、フォワードの芹澤琉和くんが「しっかりと決め切ること」と話せば、ウイングの山本響希くんは「切り込んでからのシュート」とアピールポイントも話してくれた。
考えるだけでは物足りない。実行してこそ本物だ。本物を目指すサッカー部がここにある。
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