サッカーを通してスポーツに親しもう
中部スポーツ少年団
サッカー
田原市スポーツ少年団で唯一となるサッカーチームには、市内全域から23名の小学生が集まる。対外試合をしないというのがこのチームの一つの特徴だ。その理由を、昨年度福江中学校校長を退任された、代表の久瀬正弘先生に聞いた。「私たちはサッカーを通した体力作り、仲間作りに主眼をおき、参加のしやすさを重視しているので、積極的に対外試合をしていません。またスポーツが得意な子もそうでない子も、学年の枠を超えて対等に関わりを持てるように工夫しています。サッカーの技能の習得はもちろん、サッカー以外でもスポーツに親しみ、体を動かすことを好きになってもらいたいと思っています」。
中部小5年の松浦唯人君は「ボールを蹴るのが気持ちいいからサッカーが好き。スポ少に入って、蹴りたいところに蹴ることができるようになった。サッカーで鍛えた足の速さは、バスケットボールにも役立つと思う」と話してくれた。同じく中部小5年の太田空輝君もまた、相手の動きを読んだり相手の場所を把握するサッカーの練習が、バスケットボールにも生かせると言う。太田君は「シュートがうまく決められたり、パス回しがうまくいくのが楽しい。チーム内での試合をもっと楽しめるようにしていきたい」と語る。「子どもたちが飽きないようなメニューを考えてくれて、楽しむサッカーを教えてくれる」と保護者の方にも好評だ。サッカーを楽しみながら体を動かすこと、様々なスポーツに親しむことが、子どもたちの健やかな成長を支えていく。