自分に負けない 世界に通ずる柔道

NPO法人大森クラブ
高師台中学校の柔道場で活動する柔道のNPO法人大森クラブを取材した。大森クラブでは、人間力を育てることを第一に柔道だけではなく、老人施設などへの慰問活動を行うためにダンスやソーラン節を覚えたり、勉強を教えたりしている。チームには全国レベルのアスリートを指導やケアをしてきた丸尾トレーナーが在籍し、トレーニングメニューの考案や子どもたちのケアも行っている。フィリピン代表をコーチした経験があり、このチームを指導する下田敬子監督は「世界の子も日本の子も気持ちを教えることは一緒。結果にこだわることより、昨日より一つでもできることを増やし、自分に負けないことの方がよっぽど大事。強くなることも大事だが、継続することが一番大事である」と全員を自分の子どものように接しながら育てているそうだ。また、様々な子どもたちが所属しており、社会でうまく自分自身を表現できないという子も柔道がうまくなって、ここが居場所となれるように努めている。昨年、愛知県チャンピオンにも輝いた竹内秀人くんは「2回目の県大会で優勝できた。5年生からは全国大会があるので、全国に出場し、大人になったらオリンピックに出たい」と意気込む。前田桃空さんは「県大会優勝、全国ベスト8以上を目標にリーダーとして仲間と一緒に強くなりたい。これまで支えてくれた親や先生に恩返ししたい」と話す。指導者のつながりを生かし全国から情報を集め、どこへでも遠征に行く大森クラブ。クラブを通して、得た経験が子どもたちにとって財産になる。



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