バレーボールを通じて
思いやりのある子に。
吉田方あとむ
『吉田方あとむ』。チーム名の由来は、鉄腕アトムが生まれた“2003年”にチームが結成されたことから“あとむ”と名付けたという。
現在は、小学1年生から6年生までの男女25名が所属。過去には二度、男子が全国大会に出場。
2013年、2014年には、県大会連覇を果たしている強豪バレーボールチームだ。
指導にあたるのは、磯村定孝氏(男子監督)と勘解由充史氏(女子監督)。
「チームスポーツであるバレーボールを通じて、体力づくり、礼儀、思いやりなどを経験して、子供たちの成長に繋げることが目的です。また、違う学校や違う年齢の子供が一緒に活動するという、学校生活ではない経験が、子供たちの自信に繋がり、より豊かな人生の糧になってくれれば、と願っています」と二人は話す。
多くのチームは、年代ごと、男女別々に練習することが多いが、ここでは基本、全学年、男女問わず、同じ練習を一緒に行う。小学1年生であろうが、6年生と同じように上げられたトスを打つ。下級生は、難しい練習を難なくこなす上級生に憧れ、上級生は、上手にできない下級生に対して思いやりを持つようになる。
そんな思いやりを持ったOBやOGが練習を手伝いにくるのも同クラブの特徴といえる。
バレーボールは思いやりのスポーツ。
レシーバーはセッターが上げやすい所に返し、セッターはアタッカーが打ちやすい所に上げ、アタッカーはみんなの想いをボールに乗せて相手コートに打ち込む。
吉田方あとむが目指すのはそういうバレーなんだと思う。