南稜中学校が
市内三冠達成。
![第71回豊橋市内中学校総合体育大会軟式野球](https://toyohashi.jr-athlete.jp/wp-content/uploads/sites/5/2018/01/6679c5fd7d8eca83b09146151d490a74.jpg)
第71回豊橋市内
中学校総合体育大会軟式野球
平成29年7月8日、9日、15日の3日間に渡り『第71回豊橋市内中学校総合体育大会軟式野球』が、豊橋球場をメイン会場として開催された。
参加したのは市内の19校。
東三河大会への出場権と、豊橋王者の座を懸けて、熱い戦いが繰り広げられた。
決勝まで勝ち上がってきたのは、3試合で30得点と、圧倒的な打撃力を武器に勝ち上がってきた南稜中学校と、高い守備力と機動力で、チャンスをきっちりとモノにしてきた牟呂中学校。
ともに、昨年の秋に行われた『豊橋市内中学校新人体育大会』のゾーン優勝校。実力派同士の対戦となった。
試合は、初回に先攻の牟呂中がいきなりチャンスを作る。
先頭バッターが四球を選ぶと、続く2番が送りバント。ワンアウト2塁とし中軸へ。しかしながら、、低めにボールを集める南稜中エースの前に後続が倒れ無得点に終わる。
するとその裏、今度は南稜中がチャンスを作る。先頭バッターが左中間を破る3塁打を放つと、続く打者が四球を選び、ノーアウト2、3塁の大チャンス。ここで1塁ランナーが盗塁を試みると、キャッチャーが2塁へ悪送球。南稜中が先制点を挙げた。
なおも続くチャンスに、3番バッターが左中間を破るランニングホームラン。
さらに2点を追加。南稜中が大きなアドバンテージとなる3点を挙げた。
南稜中は4回にも追加点を挙げ、4対0とし試合は終盤へ。
5回表、なんとか追いつきたい牟呂中にチャンスが訪れる。
ワンアウトから8番バッターがレフト前ヒットで出塁すると、続く9番、1番が連続フォアボールを選び、ワンアウト満塁。一打同点のチャンスを迎えた。
ここでバッターボックスへ向かうのは、前の打席でセンター前ヒットを放っている好調の2番バッター。
打ち気がみなぎるその姿に、大いに沸き上がる応援席。
ファールで粘り、カウントは3ボール2ストライク。しかし最後はボール球に手を出してしまい三振。
続く3番バッターも打ち取られ、得点を挙げることができない。
それでも試合の流れは徐々に牟呂中に傾き始める。
6回表、牟呂中は4番、5番の連打で1点を返すことに成功。逆転の予感が漂い始める。
だが、南稜中はそれを許さず、その裏に1点を追加し、6回が終わって、5対1と南稜中が4点リードし、最終回へ。
一向に諦める気配のない牟呂中は、1番からの好打順。
先頭がしぶとくセンター前ヒットで出塁すると、3番バッターが内野安打。チャンスを広げる。ここでバッターボックスには、先ほどタイムリーヒットを放った、頼れる4番が入る。失投を逃さず捉えると、打球は鋭くライト前に。4番の一打で1点を返す。
盛り上がるベンチ。
なおもワンアウト1、3塁とチャンスは続く。勢いを取り戻した牟呂中は、続くバッターがレフトへのツーベースヒット。さらに1点を返し2点差。ランナーは2、3塁。
一打出れば同点。
この日一番の盛り上がりを見せる応援席。
大きな声援が牟呂中に送られる。
しかし、それに立ちはだかったのは、南稜中のエース。
続くバッターを早々に追い込むと、最後は渾身のストレートで三振。
ツーアウト、ランナー2、3塁。続く打者をショートゴロに打ち取り、「ゲームセット」。
南稜中が5対3で逃げ切り、“最後の”市内大会優勝を果たした。
この大会を優勝した南稜中は、秋の新人戦、春季交歓会も制しており、創部4年目にして“市内三冠”を達成。
なお、その後の『東三河大会』では、地区大会5位の吉田方中学校が優勝した。
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