今回は、昨年の愛知県空手道錬成大会で3位に入り、京都府亀岡市で行われたJOCジュニアオリンピックカップ文部科学大臣旗未来くん杯第18回全国中学生空手道選抜大会に出場した章南中2年の荻原佑輔くんを取材した。

富士見空手道スポーツ少年団
荻原 佑輔 くん(章南中2年生)
3つ上の兄がやっていた姿を見て、演舞しているところがかっこいいと感じて年長のころから空手を始めた。小学校の頃はあまり賞状をもらったり、大会で優勝したりするようなことは無かったが、中学校に入ると練習の成果もあり、大会で力を発揮できるようになり、賞状を手に入れることができるようになってきた。
そしてついに掴んだ全国大会への切符。初めて出場した全国大会の舞台はとても緊張したという佑輔くん。自分のやれることは全部できたが初戦突破することができなかったと振り返る。大会を通して佑輔くんは「キレを出せるようにレベルアップが必要。技術レベルだけではなくメンタルも整える必要があると感じた。1年間もっと練習を頑張ってまた同じ舞台に立ちたい」と取材時も意気込んでいた。普段の道場での練習は、土曜日の週に1回。練習日以外は先生に注意されたことを思い出しながら家で鏡に向かって毎日1時間ほど自主練習に励んでいる。練習をしているうちに自分自身でもキレやスピードが出てきたと感じているそうだ。
今後の目標を聞くと「先生に注意してもらったことを直せるように練習に打ち込み、全国大会に出場しても勝てる選手になりたい。中1のうちから出場する大会では常に賞状を獲得して、大きな大会でも実力をしっかりと発揮できるようになってきた。全国で活躍するような強い人たちにも負けないように頑張っていきたい」と話す。直近は今月出場する東海大会で優勝して、9月にある全国大会で一つでも多く勝てるように準備している佑輔くん。
将来の夢はまだ考え中だが、空手がオリンピック種目になれば、空手の選手としてオリンピックに出場してみたいと話す。これからも大きな舞台で活躍する佑輔くんの姿を期待したい。

