高豊ウイングスは2000年に設立され、今年で24年目を迎える。

高豊ウイングス男子
男子チームと女子チームが在り、かつては男女合わせて100名の子どもが在籍していた時代もあった。しかし年々子どもの数が減少し、学年の切り替わり時期には、試合もできないほどの人数になってしまったこともある。昨年の春にはメンバーが6人を割ってしまったが、父母会のお母さんたちがチラシ配りやSNSを駆使して選手を大募集した。その努力の結果、現在は9名のメンバーが揃っている。
キャプテンの大木海斗くん(5年生)は「6人揃って試合ができるようになった時は本当に嬉しかった」と話してくれた。大木くんはもともとサッカークラブに入っていたのだが、ソフトバレーを体験した時に面白くて、バレーボールに転向することにしたそうだ。3年生から続けているバレーが大好きで、今はチームのエースアタッカーとして中心的存在である。
設立時からチーム運営に携わる三ツ矢代表はチームについて「かつて全盛期には、県大会準優勝したこともあった。今はぎりぎりの人数でなかなか試合に勝つことも容易ではないが、本来の目的は中学・高校でもバレーを続けてもらえるように楽しさを知ってもらうこと。まずはゲームを成立させるためにレシーブとサーブが重要なので、その練習を中心に週3回練習をしている」と話してくれた。チームの横断幕にも書かれている「挑戦」がチームスローガンだ。どんなに人数が少なくてもチームや自分自身の目標に向かって挑戦し続ける。


