正射必中をスローガンに
目指すは優勝。
中部中学校
弓道部
1月中旬、一段と寒さが厳しくなる中、寒さを物ともせずに熱く取り組む中部中学校弓道部の取材を行った。
この日は学校ではなく、豊橋市武道館の弓道場で行われたため、練習内容のメインは「打ち込み」であった。矢を射る姿はどの生徒も真剣そのもの。平日の部活動では、時間の制約もあり、矢を射る練習に十分な時間を割くことができないため、この土曜日練習では、一人一人がより高い集中力で取り組んでいるように感じられた。
部員数が総勢55名と大所帯の弓道部。昨年の新人戦では惜しくも優勝を逃してしまい、4月に行われる東西大会にかける思いは強い。顧問の杉浦先生は「自ら率先して動き、上手くなりたい一心から、自主練で夜に弓道場に足を運ぶ生徒も出てくるようになった」と話し、生徒たちの成長を実感している。しかし、東西大会まで練習試合がほとんどないため、練習時にいかに試合の雰囲気を作ることができるかが鍵となってくる。キャプテンの竹下諒(たけしたりょう)くんは「4本連続で成功させ、全国大会に行けるようなチームにしたい」と意気込みを話してくれた。この日も3本連続で成功させる場面も見られ、試合さながらの雰囲気で練習を行っていた。
正射必中。思いと行動が伴ってこそ、矢が中り、目指すべきところに手が届く。礼儀や挨拶、掃除を怠らない部員たちの姿は、そこへ少しでも近づけてくれるだろう。
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