金子音琉さんは、2024年9月に大阪で開催された日本拳法総合選手権大会で見事優勝し、全日本チャンピオンとなった。

森田道場(豊橋協会東部支部)所属
金子 音琉さん(豊岡中3年生)
彼女は小学6年生と中学1年生の時に同大会で惜しくも準優勝を経験しており、3度目の挑戦で、ついに悲願を達成した。その瞬間、音琉さんはこれまでの努力が実を結び、涙を流しながら喜びを噛み締めた。決勝戦の相手は豊橋の他道場の選手で、長年のライバルでありながら、今では互いに認め合う仲の良い友人関係にある。このような関係は、競技を通じての成長を促進し、互いに切磋琢磨する大切な要素となっている。音琉さんはチャンピオンになった後も気を緩めることなく、今年も再びチャンピオン狙う意気込みを持っている。彼女が日本拳法を始めたのは小学2年生の時で、お姉さんと一緒にお姉さんの友達に誘われて森田道場に入門した。その友達は一足先に全日本チャンピオンに輝いた後藤ひなのさん(同誌035号夢追人で掲載)で、音琉さんは常に先輩のひなのさんの背中を見ながら、自分もいつか日本一になりたいと強い思いを抱いて努力を重ねてきた。学校ではバスケット部に所属し、日本拳法とバスケットの両方に情熱を注いでいる。音琉さんは、両方の競技が自分にとって大切な存在であり、どちらも全力で取り組む姿勢を崩さない。お母さんは音琉さんについて、幼いころから負けず嫌いで、試合で負けると帰りの車でもずっと泣いていたことや練習でも負けると泣きながら勝てるまで何時間でも練習を続けた話などを聞かせてくれた。それでも自身は、自分がプレッシャーに弱く、緊張しやすいタイプだと認識しているようだ。森田道場の指導者から「緊張は悪いことではなく、それをパワーに変えることが大切」と教えられたと指導者に対して絶対的な信頼を寄せている様子も伺える。現在も日本一になったことへのプレッシャーを抱えながら自分自身と向き合っており、練習が嫌で辞めようと考えたことなど一度もなく、日本拳法は学校や勉強のストレス解消になっていると笑顔で語っている。音琉さんの当面の目標は、日本一の2連覇達成であり、このまま高校に進学しても拳法を続けたいと考えている。彼女の情熱と努力は、多くの人に勇気を与えており、周囲からの期待も高まっている。音琉さんの未来には、さらなる成長と成功が待っていると信じて疑わない。彼女の挑戦は、単なるスポーツの枠を超え人生における大切な教訓や価値観をも育んでいる。今後の活躍がますます楽しみだ。









