2025年12月25日から27日にかけて、東京・夢の島競技場およびスピアーズえどりくフィールドで開催された『第31回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会』。

第31回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会
各地区の予選を勝ち抜いた猛者が集うこの聖地で、東海ブロック代表・愛知県スクール選抜が、歴史に刻まれる激闘を演じた。今大会、愛知県選抜の躍進を支えたのは、豊橋ラグビースクールが輩出した5人の精鋭たちだ。彼らを見守り、戦略を授けたのは同スクールの田仲成貴監督。選抜コーチとして帯同した田仲氏の指導のもと、選手たちは中学3年間の集大成として全国の舞台に挑んだ。初戦の相手は、優勝候補の筆頭、関東1位の神奈川県スクール選抜。事実上の頂上決戦とも言えるこの一戦は、10対36というスコアで惜敗を喫した。しかし、この敗戦が愛知の闘志に火をつけた。続く次戦の相手は、京都府中学校選抜。夏の関西大会で苦杯をなめた宿敵である。リベンジに燃える選手たちは、冷静かつ大胆なプレーで翻弄。見事15対7で勝利し、夏の借りを返すとともに、チームのポテンシャルの高さを証明した。最終戦の東京都スクール選抜戦では、これまでの鬱憤を晴らすかのような猛攻を見せる。結果は57対19。全国5位という堂々たる結果で大会を締めくくった。かつて愛知は「ラグビー不毛の地」と揶揄された時代があった。しかし、今大会で見せた彼らの姿に、そんな影は微塵もなかった。中学生離れしたフィジカル、研ぎ澄まされたスピード、そして3年間で培ったハンドリングスキル。関東・関西・九州の強豪と真っ向か対峙し、勝利を?ぎ取るその姿は、全国のラグビー関係者に「愛知強し」を強烈に印象付けた。豊橋から羽ばたいた5人の戦士たちは、タックル一つ、パス一筋に、その魂を込めていた。彼らの視線はすでに、未来の「花園」、そしてその先にある「世界の舞台」を見据えている。数年後、桜のジャージを身に纏い、再び聖地で躍動する彼らの姿を想像せずにはいられない。愛知ラグビーの新たな黄金時代は、今ここから始まった。
◆愛知県スクール選抜選手
鈴木 笙左(三谷中3年)
戸倉 龍規(中部中3年)
彦坂 勇仁(南陽中3年)
美坐 悠玖(本郷中3年)
山本 悠人(高師台中3年)
















