豊橋のアイスホッケー
には伝統がある。
豊橋ジュニア
アイスホッケークラブ
かつて昭和の時代、藤沢町(現ロワジールホテル)にあった豊橋スポーツセンター。
そこにはスケートリンクがあり、社会人のアイスホッケーチームが活動していた。
アイスホッケーが市民の身近な存在だった昭和56年、『豊橋ジュニアアイスホッケークラブ』は設立された。
アイスホッケーというと寒冷地域のスポーツのように思われるが、豊橋のアイスホッケーには歴史があり、設立当初は50名ほどの選手が在籍し、とても盛んだった。
その後、豊橋からスケートリンクが一時期なくなり活動を休止していたが、平成18年にアクアリーナ豊橋が新設されると、クラブは13年ぶりに復活した。
監督を務めるのは、日本アイスホッケー連盟の評議員でもある原田郁郎氏。
その指導歴は40年にも及ぶ。
「アイスホッケーは“氷上の格闘技”とも呼ばれ、激しい上にバランス力が重要な競技。日頃から体幹トレーニングを取り入れながら、また子供たちが楽しくアイスホッケーに触れられるように取り組んでいます。寒冷地に比べ、氷上での練習は限られてしまいますが、環境を嘆くのではなく、できる範囲で工夫して練習を行えば、寒冷地のチームにも勝つことはできるはずです」
今春行われた『第43回西日本小中学生アイスホッケー競技大会』では、高学年のチームが見事優勝。
工夫して練習を行えば成果が出ることを証明してみせた。
父母会長の喜多さんは「子供たちが生き生きと頑張っているのだから親も頑張らないと」と応援する気持ちに揺るぎがない。
10月下旬から氷上練習が始まった。
待ちに待ったシーズン到来である。