青陵クラブが
接戦を制し優勝。
第5回 秋季リーグ戦
決勝トーナメント決勝戦
平成29年12月24日、豊橋中学軟式野球連盟による『第5回秋季リーグ戦』の準決勝、決勝が行われた。
大会は4ブロックのリーグ戦を行い、各ブロックの上位2チームが決勝トーナメントへ進出。それを勝ち抜いた4チームがこの日、優勝を懸けて争う。豊橋市ではほとんどの中学軟式野球が、日曜日にはクラブチームとして活動しているため、クラブチームとして大会にエントリーしている。
準決勝第一試合は、青陵クラブと東稜クラブの対戦。
試合は、両投手が会心のピッチングを見せ、7回が終わっても両チーム無得点。特別延長へ入った。特別延長では青陵が3点を挙げ勝負あり。青陵が決勝へ駒を進めた。なお、この試合では、青陵の酒井投手が8回を投げ切り、ノーヒットノーランの快挙を達成した。
準決勝第二試合は、二川クラブと豊岡クラブが激突。序盤に豊岡が得点を挙げ、試合の主導権を握ったが、中盤から終盤にかけ二川が逆転に成功し、決勝進出。
決勝のカードは、青陵クラブ対二川クラブ。
ともに予選を通じてここまで全勝。好ゲームが期待される。
青陵はこの大一番で、準決勝で温存した“エース”蔭山投手が先発。
一方の二川は背番号13の加藤投手がマウンドに上がる。
試合はこの両投手が好投し、5回が終わってお互い無得点。緊迫した展開が続く。
6回に入り、二川は準決勝でも登板した“エース”河辺投手をマウンドへ。
河辺投手が青陵の攻撃を0に抑え、試合は最終回へ。
7回表、青陵の攻撃。ヒットと四球でノーアウト1塁、2塁のチャンスを作るが、二川の河辺投手がエースの意地を見せ、ランナーを進めさせないままツーアウトへこぎつける。
打席には青陵9番の福井選手。
何とか食らいつきファールで粘った後、捕らえた打球は三遊間を破りレフト前へ。
素晴らしいスタートを切ったセカンドランナーが生還し、貴重な1点を挙げる。
7回裏の二川は、青陵エースの蔭山投手から同点のランナーを出すも、最後のバッターがサードゴロに打ち取られ「ゲームセット」。
1対0で青陵クラブが優勝を果たした。
2試合連続での完封勝利と、青陵が投手力の高さを見せつけた大会となった。
青陵は新人戦に続き、今季ふたつ目のタイトル獲得。
試合後、榊原信彦監督に話を聞いた。
「教育リーグの大会は全敗でした。その後、部活動の先生とも上手く連携を取りここまで調整できた。2人の投手が完封し、しっかりと守れたことが勝因」
この大会で優勝した青陵クラブは、5月に行われる『浜名湖支部旗争奪中学クラブ軟式野球大会』への出場が決まった。